• 埼玉県スマート事業承継

(1)M&A支援機関への登録事業者

事業承継における第三者承継(M&A)については、事業承継全体の2割弱を占め、近年はそのウエートが徐々に増加しています。

こうした状況下、M&Aを支援する事業者も増加する一方で、事業承継を適切に支援する能力を欠く問題のある事業者も現れていることから、中小企業庁は2021年8月より、中小M&A支援機関に登録制度を導入しました。

 本登録制度によって、仲介手数料等に関する情報開示が義務付けられ、業界の健全化が図られることとなりました。 

 また、登録された支援機関に関しては、中小企業庁の登録機関データベースによって情報公開されており、地域や事業形態等に応じた検索を行うことが可能となっており、2021年末時点の登録件数は2,000機関を超えるに至っています。

埼玉県スマート事業承継は、中小企業庁による中小M&Aの登録機関となっています。事業の売却という多くの経営者にとって初めての経験となる買い手候補探しや複雑なM&Aの手続きに関して、各種専門家と連携しながら、M&Aの成就に向けて全面的にサポートいたします。

(2) 支援事業者選定に際してのポイント

M&A支援機関は下図に記載の通り、新規設立した業者が多くを占めています。

参入障壁が低いことで業者が乱立する状態にあり、中には着手金を受け取ったまま何も進まないといった業者も見受けられることも、こうした登録制度が生まれた背景となっています。

一方、企業・事業者側としても、M&Aを躊躇する理由は複数あり、下表の内容となっています。

上述した支援事業者に対する不信感に留まらず、そもそも知見が無かったり、手数料等コストに関する目安が分からず、M&Aを具体的に進めることが難しいといった背景も存在しています。

■中小企業がM&Aを躊躇する要因

埼玉県スマート事業承継は、中小企業庁による中小M&Aの登録機関として、信頼と信用を第一とする取組みを行っており、手数料をはじめとする料金体系についても、ご相談を頂いた方へ詳しくご説明しております。

また、M&Aに関しては全く知識が無い方にとっても十分ご理解頂けるよう、基本的な事項から丁寧にご説明のうえ、初回面談を含め当初1時間のご相談については無料として、M&Aを含め様々な形態の事業承継に関するご相談を承っております。